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所長あいさつ

新世代情報通信社会のイノベーションを先導する研究拠点をめざして

2007年早稲田大学は創立125周年を、また国際情報通信研究センター(GITI: Global Information and Telecommunication Institute)は創立10周年を迎えます。この節目の年を迎えるに当たって、これまでの輝かしい伝統を継承し、さらに新たな歴史を創っていきたいと思います。

10年前、インターネットをはじめとして地球的規模の広がりを持つ情報通信基盤の構築が進むなかで、ボーダレスな環境下での教育・研究環境が望まれていました。早稲田大学はこれらの社会的要請に応えるべく、1998年GITIを設立し、国内外の研究・教育機関等と連携し、情報通信を軸とした共同研究を推進してきました。さらに、2000年には大学院国際情報通信研究科(GITS: Graduate School of Global Information and Telecommunication Studies)を開設し、新世代情報通信社会の構築を先導し、情報通信を通して世界の繁栄に貢献できる人材育成に取り組んできました。
これからの10年では、GITIはさらに「グローバルな視点」を重視し、新世代情報通信社会に向けた情報通信のイノベーションに挑戦します。すなわち、グローバルな評価に応えうるレベルの先端的研究を、それらが必要とされる場所(ロケーション・フリー)で、必要とする人々との連携のもとで、グローバルに展開していきます。

具体的には、第1に多彩なコミュニケーションを支える新世代ネットワークの構築を追求していきます。第2に創造的なデジタル・コミュニケーションを科学することを狙いとします。本庄キャンパスでは、映画、TVなどとインターネットの融合をめざしたデジタル・コンテンツ関連の研究の拠点づくりが進行中です。これらのデジタル・コンテンツの流通・再利用も重要な課題と考えます。第3に新世代情報通信社会に必要とされる社会構造と社会機能の開発にも積極的に取り組みます。
このように情報通信分野の研究活動を通して、GITIはグローバルな視点から、新世代の情報通信社会の在り方を提唱し、そのイノベーションに積極的に貢献していきたいと思います。